初心者配慮 2005 1 22

 まずは、下の日足チャート見てください。

 おそらく、「日足a」で、「買う」と判断する人が多いでしょう。
そして、よく勉強した人ならば、「日足b」で、損切りをしたでしょう。
 しかし、結果は、どうなったか。
「日足c」のようになったのです。
 結果的には、損切りができず、迷っていた人が得をしたのです。
よく勉強した者が損をして、勉強が足りず迷っていた者が得をする。
実に、おかしなことです。
 損切りができなくて、結果的に、ラッキーだった人も、
最終的には、損をすることになります。
そういう人は、いつも、運任せの投資姿勢となってしまうのです。
これは、最初はビギナーズラックで勝てて、後は負けというパターンになりやすいのです。
 そういうわけで、この日足チャートは、非常に問題がある日足チャートなのです。
これが、仕手株ならば問題ありませんが、
これは、新興市場の有名銘柄です。
 今の日本、
「自分さえよければ、いくら他人が不幸になっても関係ない」という雰囲気が蔓延していませんか。
しかし、これは、よくないのです。
これでは、一般投資家が逃げてしまい、残るのは、一部の投機家だけです。
 せっかく、「貯蓄から投資へ」という雰囲気が出てきたのに、
何と情けないことか。
これでは、投資は投資でも、みんな、国債投資の方に逃げてしまいます。

































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